ニッサン バネット オーバーホート

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お知らせ

✶* 動力伝達が大事 *✶
チャージランプ点灯し、オーバーヒートした為レッカー搬入されました。
原因はクランクプーリーだったのですがまさかの分離しているというすこーし特殊なパターンでした。
日産 バネット
型式 TC-SK82VN
F8型エンジン
初年度登録 平成17年7月
走行距離 184,000km
クランクプーリーはクランクシャフトの回転の動力を活かしてオルタネーター(発電機)、ウォーターポンプ(冷却水を循環させる部品)、ファン(冷却水を冷やすための扇風機のようなもので車種によってモーター有りの場合も)、パワーステアリングポンプ(ハンドル操作の補助を油圧でするための部品)、エアコンコンプレッサー(冷却ガスの圧縮を行う部品)それぞれプーリーという滑車がついており、この滑車にベルトをかけてクランクプーリーの回転動力を伝達して、それぞれの部品が動き出します。
今回は、クランクプーリーのダンパ部分ここが激しい振動を吸収する為にゴムでできているのですが、摩耗しちぎれてしまっていました😣
こうなってしまうとベルトをかける部する部分が分離して空転し、ベルトが回らない為に先述した全てのプーリーに動力が伝わらず、
・パワステが効かなくなるために、ハンドル操作が重くなる
・発電もできず、バッテリーに充電が出来ないのでバッテリーの蓄電分を放出してしまうとエンジンがかからなくなる
・エアコンもガスを圧縮することが出来ず効かなくなる
・ファンを回して冷却水を冷やすことができない
・その冷却水さえも循環させることができないので、エアコンが効かなくなるのと、エンジンの熱を冷ますことが出来ず、オーバーヒートを起こし、エンジンに重大なダメージを与えてしまうので、プーリーやベルトは車にとってかなり重要な役割を果たしています。
今回は、クランクプーリー交換作業で無事エンジンがかかるようになりました😊
経年劣化で部品は傷んでしまうので仕方のないことなのですが、予防整備で事前に予防対策も出来たりします☺️

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