✶* 小さな事のようで大きな事 *✶
今回はエンジン制御されてしまった
ファイターの修理になります。
三菱ふそうファイター
型式 2KG-FK65FZ
エンジン型式 6M60
初年度 R1/8月
走行距離 289682キロ
診断機で診た結果
アドブルーのプレッシャライン圧力低下とのことでした。
アドブルーは排気ガス中にある有毒物質を無害化する為に噴射される尿素のことです。
アドブループレッシャラインの圧力低下とは噴射するための圧力が足りないということなので今回は尿素切り替えバルブを交換しました。
尿素切り替えバルブは中にエアが通る隙間ができエアの圧力によってアドブルーが噴射されるのですが、アドブルーが必要な時にその隙間を閉じたり開いたりすることによってタイミングを調整している部品です。
エアコンプレッサーから送られてくるエアに微量の油分が含まれておりそれが蓄積され隙間を塞いでしまったのが原因かと思われます。
排気ガスが思うように無害化できず設定された基準値を超えてしまうとコンピューターが認識したのでエンジンに制御がかかってしまったんですね![😣](https://static.xx.fbcdn.net/images/emoji.php/v9/t8f/1/16/1f623.png)
![😣](https://static.xx.fbcdn.net/images/emoji.php/v9/t8f/1/16/1f623.png)
エアドライヤ(エアに含まれる水分や油分等を除去するフィルター)を定期的にきちんと交換されているお車であればエアコンプレッサーから尿素切り替えバルブへ運ばれてきたエアに油分が含まれている事が根本の問題になってしまうのですが、エアコンプレッサーを修理するとなると費用が高額になってしまうので今回は尿素切り替えバルブを交換してなるべく費用を抑え、お車もちゃんと走行できる状態にということになりました。
根本の解決には至っていないのでもしかするといずれまた同じ症状がでてしまうかもしれないので、まだまだ乗り続けられるのであれば今後エアコンプレッサーを修理する事も検討した方がいいかなぁと思います。
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