整備事例

メカニックの整備奮闘記と備忘録をご覧下さい。

いすゞ エルフ CNG車(4HV1) エンジン不調になる

[2015年2月アーカイブ |2015-02-20]

3ヶ月点検で入庫のいすゞ エルフのCNG車(4HV1)なんですが、点検も終わり最後にエンジンの調子を確認しようと暖気してるとなかなか水温が上がらず、水温計を1/4あたりを表示している。
スキャンツールでデータを確認すると水温が69℃と少し低いし、ヒーターもあまり効いてない。
IMG_0186.jpgIMG_0187.jpg
CNG車は水温が低いとエンジン不調になることが多く、以前にも何台かサーモスタットを交換してエンジンの調子が直った車がある。
今はそんなにエンジン不調ではないのですが、いずれ不調の原因になるのでサーモスタット交換することにしました。
IMG_0188.jpgIMG_0189.jpg
交換後、水温計は真ん中あたりを表示し、水温は83℃を表示しています。
ヒーターも効いて良好となりました。
恐らくサーモスタットのワックスが高温に耐え切れず、低い温度でもサーモスタットを開いてしまうのが原因だと思います。

メーカー:いすゞ エルフ|形式:NFG-NKR82XAN|エンジン:4HV1

日野 レンジャー(FD7JLYA) エンジンチェックランプ点灯

[2015年2月アーカイブ |2015-02-10]

エンジンチェックランプ点灯したとのことで入庫しましたが、入庫時はチェックランプ消灯してました。
一度エンジン停止した(キーオフ)時に過去故障になって表示が消えたと思われます。
最近入庫時にチェックランプ点灯してないことが多いなと思いながら、スキャンツールにて故障診断してみると
P0217 サプライポンプ圧送不良
を表示しました。
燃料系の不具合なのですが、ピンポイントでここが悪いと判断しにくいエラーコードですので、お客様に問診をしてみると
高速道路を走行中に突然エンジンチェックランプ点灯したので、サービスエリアで一度エンジンを止めて休憩後再度エンジン始動するとチェックランプは消灯し、しばらく走行しているとまたチェックランプ点灯したとのこと。
下道でTBSワークスまで走行するがチェックランプは点灯しなかったとのこと。
高負荷時に燃料の供給が足りてなく、その時にエンジンチェックランプ点灯したと思われる。
お客様にエンジン吹けとか加速悪くなかったですか?と聞くと、そう言えばちょっとブスブスした時あったかなと・・・
前回フューエルエレメント(燃料エレメント)交換してからどれくらい走行してるか確認すると、70,000㎞ぐらい走行している、3月が車検時期なので、前回車検時に交換してから1年ぐらい経過していることになる。
フューエルエレメント(燃料エレメント)の目詰まりより圧送不良を起こしたと判断して、フューエルエレメント(燃料エレメント)を交換しました。
IMG_0185.jpg
左が交換前のフューエルエレメント(燃料エレメント)です。
新品のフューエルエレメント(燃料エレメント)と比べるまでもありませんが、これでは正常な燃料圧送でないでしょう。
交換後、お客様に原因を説明し様子を見てもらうことになりました。

メーカー:日野 レンジャー|形式:BKG-FD7JLYA|エンジン:J07E

いすゞ エルフ (NKR81) エンジンチェックランプ点灯

[2015年2月アーカイブ |2015-02-10]

エンジンチェックランプ点灯したとのことで入庫しましたが、入庫時はチェックランプ消灯してました。
一度エンジン停止した(キーオフ)時に過去故障になって表示が消えたと思われます。
いすゞ エルフでよくあるこのパターン、一概には言えないがEGRバルブの動きが渋い為エラーを拾うが、すぐに正常にもどりエンジン停止ともにチェックランプも消灯すると言う現象っぽい。
スキャンツールにて故障診断してみると
P0045 EGRバルブ系異常
を表示しました。
予想してた通りでしたので、さっそくEGRバルブを外してみることにしました。IMG_s0184.jpg
煤だらけで真っ黒です。バルブ部の動作部も抵抗を感じますが完全には固着はしてない様子でした。
恐らく動きが渋い為エラーを検出したと判断して交換することにしました。
IMG_0182.JPG
新品部品はさすがに綺麗で動きもスムーズでした。
たまにですが、EGRバルブが固着してDPDに煤が溜まり過ぎて走行不能になるケースがあるので気を付けましょう。

メーカー:いすゞ エルフ|形式:KR-NKR81EA|エンジン:4HL1

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