整備事例

メカニックの整備奮闘記と備忘録をご覧下さい。

日野 レンジャー(FD7JLYA) エンジンチェックランプ点灯

[2015-02-10]

エンジンチェックランプ点灯したとのことで入庫しましたが、入庫時はチェックランプ消灯してました。
一度エンジン停止した(キーオフ)時に過去故障になって表示が消えたと思われます。
最近入庫時にチェックランプ点灯してないことが多いなと思いながら、スキャンツールにて故障診断してみると
P0217 サプライポンプ圧送不良
を表示しました。
燃料系の不具合なのですが、ピンポイントでここが悪いと判断しにくいエラーコードですので、お客様に問診をしてみると
高速道路を走行中に突然エンジンチェックランプ点灯したので、サービスエリアで一度エンジンを止めて休憩後再度エンジン始動するとチェックランプは消灯し、しばらく走行しているとまたチェックランプ点灯したとのこと。
下道でTBSワークスまで走行するがチェックランプは点灯しなかったとのこと。
高負荷時に燃料の供給が足りてなく、その時にエンジンチェックランプ点灯したと思われる。
お客様にエンジン吹けとか加速悪くなかったですか?と聞くと、そう言えばちょっとブスブスした時あったかなと・・・
前回フューエルエレメント(燃料エレメント)交換してからどれくらい走行してるか確認すると、70,000㎞ぐらい走行している、3月が車検時期なので、前回車検時に交換してから1年ぐらい経過していることになる。
フューエルエレメント(燃料エレメント)の目詰まりより圧送不良を起こしたと判断して、フューエルエレメント(燃料エレメント)を交換しました。
IMG_0185.jpg
左が交換前のフューエルエレメント(燃料エレメント)です。
新品のフューエルエレメント(燃料エレメント)と比べるまでもありませんが、これでは正常な燃料圧送でないでしょう。
交換後、お客様に原因を説明し様子を見てもらうことになりました。

メーカー:日野 レンジャー|形式:BKG-FD7JLYA|エンジン:J07E

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